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連弾でクリスマス、そして時代と名曲を学んで

もうすぐ12月、クリスマスのイルミネーションで夕暮れの街並みが綺麗です。

生徒さん達は、来月のクリスマス会に向けての、曲選びや、練習に取り組んでいます。

今年はソロや連弾の演奏をお互いに生徒さん同士で聴き合いながら、1年のおさらい会として締めくくりたいと思います。

連弾は、最近はお洒落で弾いても聞いても楽しいアレンジの楽譜がたくさん出版されています。

昔ながらの童謡が、ロック風やジャズ風のお洒落なアレンジになっていて幼児の生徒さんでも、飽きることなく弾くことが出来る、後藤ミカ先生著「簡単!豪華!ミラクル連弾曲集」は人気です。

今回、生徒さん達も、ロックや、ボサノバなどのリズムに乗って、楽しそうに弾いています。

また「大きな栗の木の下で」と「シューベルトの子守唄」のコラボや、「たなばたさま」と「ドビュッシーの「月の光」をコラボさせた曲など、名曲を知るきっかけにもなる、素敵な響きで聴きごたえのあるアレンジがあるのは新鮮です。

連弾は、お互いの気持ちを1つにして、演奏するアンサンブルの練習の基礎となるものですので、小さい生徒さんにも、楽しく取り組んでもらえたらと思います。

クリスマス会には色々なジャンルの連弾で、名曲のアレンジを楽しめたら良いですね。

 

 

ところで、名曲を学ぶことに関連して先日は、指導者セミナーに出向きました。

赤松林太郎講師による、~作曲家とその時代の音楽的語法~という内容のものです。

今回は、音楽の年代の4期の中の「古典派」についてのセミナーでした。

古典派の時代は、おなじみのハイドンやモーツアルト、ベートーヴェンが多くの作品を残した18~19世紀の頃です。

ヨーロッパでは、それ以前のバロック派といわれる時代には、神に支配されていた時代だったのが、国王という人間に支配される時代に移ったことが、音楽家達の作品に大きな影響を及ぼしていることなど、興味深い内容のセミナーでした。

モーツアルトのソナタに表記されている音楽用語や奏法は、その時代を考慮したものでなければ、ウイーンでは、評価されないという内容などは、実際にヨーロッパで演奏活動をされている赤松先生の生の演奏を聴いてさらに説得力のある勉強になるものでした。

例えば、生徒さんも学ぶソナタ形式はストーリーとして表現すること、また、アレグロという速さの楽語1つでも、ハイドンとモーツァルトでは、テンポや表現方法に違いがあることなど、自分の演奏はもちろん、生徒さんにも、より良い演奏に近くなるよう、お伝えするためのヒント等を改めて多く学べました。

そして古典派という華やかな宮廷文化の栄えた時代の作曲家の思いに馳せ、何かロマンをも感じて作品に取り組むことが出来そうです。

音楽に限らず芸術と時代背景については、どのように影響しているか興味深いものです。

次回のシリーズのセミナーはショパンや、シューマン、メンデルスゾーンなどの時代のロマン派だそうです。また、吸収して、生徒さんのレッスンにも役立てていかれればと思います。

現代は今の時代の音楽を楽しむことと、クラシック音楽の伝統をきちんと学び伝えていくことの両方が、必要なのではないかと改めて感じます。

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  • 講師 村田 紗織

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