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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013

 

 

 

 

 良いお天気に恵まれた連休、毎年恒例の有楽町の国際フォーラムと丸の内エリアで開催の音楽祭に今年も行ってきました。

フランスで1995年に誕生したこの音楽祭は2005年に東京で「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として初開幕し、現在、金沢、新潟、びあ湖、鳥栖の5都市で開催されています。

毎年足を運びたくなるこの音楽祭の魅力は、毎回、作曲家やジャンルが設定されていて朝から晩まで、45分間のコンサートが7つのホールで3日間、約135公演も繰り広げられ、丸の内の街全体が音楽のお祭りに包まれていることです。

大人向けだけでなく、赤ちゃんからクラシックファンまで老若男女誰でも楽しめて、いくつもの公演を低料金ではしごできてしまうところも魅力!会場は音楽を愛する人たちで溢れていました。

今年のテーマは『パリ、至福の時』。

19世紀末から20世紀をまたぐ時代の華やかな芸術が咲き乱れた、フランス、パリが舞台です。この時代にパリに集ったドビュッシー、ラヴェル、フォーレ、サテイ・・・などの作曲家のフランス音楽作品が数多く演奏されます。パリで活躍したスペインの作曲家の作品も。

屋外にも設置されたステージで、この時間はピアニスト三浦友里枝さんとN響ホルン奏者の福川伸陽さんとのアンサンブルでした。スペインにちなんだ曲でしたが、屋外なので少しピアノの音響がひろがってしまい残念。母校の洗足学園音大の学生さん達のフルート四重奏やサックスの演奏もあり懐かしくなり・・・・・・

イベント広場の丸の内合唱団の演奏前のリハーサルを見学。

15時40分からの、仲道郁代さんとアンヌ・ケフェレックの2人の女流ピアニストの競演を聴きに隣のよみうりホールへ。

   曲目

    【仲道育代】                              【アンヌ・ケフェレック】

 ドビュッシー:「子どもの領分」より                 ラヴェル:「鏡」より

          グラドゥス・アド・パルナッスム博士             蛾

          セレナーデ人形の                        悲しげな鳥たち

          ゴリウォークのケークウォーク                 海原の小船

  ドビュッシー:「前奏曲集第1巻」より アナカプリの丘

  ドビュッシー:喜びの島

【連弾】

   ラヴェル:「マ・メール・ロア」より

          眠れる森の美女のパヴァーヌ   美女と野獣の対話   妖精の園

仲道さんは緑のドレス姿で、淡々と始まった「子どもの領分」でしたが全体を通してストレートでわかりやすい色彩豊かな表現のドビュッシーでした。

対してシャツにパンツスタイルで登場したのケフェレックさんのラヴェルは精密で知的な演奏で、どうしたらこんなふうに解釈して表現が出来るのか、息を呑むような感覚の集中度を味わいました。最後の連弾はそんな個性の合わさった魅力あるラヴェルを楽しませてもらいました。

最後は手をつないでのお互いに敬意を表しての挨拶、音楽は国や言葉を越えて通じ合えるものです。

ドビュッシーのピアノ作品は小学生でも演奏できるやさしい曲もあり、表現豊かなタッチや、音楽性を勉強するのにも、取り入れてみたいと、そんなことも感じた演奏会でした。しかし何よりも自分の勉強を痛感した時間でもありました。ピアノの練習は、いくつになっても終わりがありません。

フランス音楽の香りを感じられ、リフレッシュした連休のひと時でした。

 

 

 

      

 

 

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