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ある日のレッスンから

すっかり夏の日差しが暑く感じられるこの頃です。

 

今は、9月の発表会に向けて、生徒さん達は、曲の仕上げや暗譜に取り組んでいます。

もうすぐ夏休み・・・なんとかお休み中には、完成させて余裕を持った演奏で当日を迎えたいですね!

 

 

ところで、先日、幼児さんがレッスンで「つきのひかり」という可愛らしいフランス民謡の曲を、弾いた時のことです。

宿題になっていたのですが、大変、弱々しく本当に聴こえないぐらいの、か細い音で、弾き始めたのです!

 

最後まで、淡々と、そんな小さい音で弾き終えたので、

 

「どうして、すごく弱い音で弾いたのかな?」と質問してみたところ、

「だって、ここ(楽譜の初め)にP(ピアノ)と書いてあるから!」との返答です。

 

 

確かにP(ピアノ)は、音楽の強弱記号で、弱くとか、小さくという意味です。

小さい生徒さんなりに、Pは弱く弾く、ということを忠実に守って、きちんと練習してきたのでしょう!

 

 

そこで、

 

「そうなんだね!Pの意味を守って練習してきたことは、とってもいいことだね!

でも、このさし絵の様に、お月様が、夜の海にゆらゆらと、揺れているように、きれいに映って見えている感じの情景をを、思いながら弾いてみてごらん!

メロディーを、もっと歌うように気持ちを込めて弾いてみると、もっと素敵な曲になるかもしれないよ!」

 

と声をかけてみました。

 

 

何回か、練習しているうちに、右手の音が、メロディーとして、はっきり聞こえてくるように、そして、歌っているような、「つきのひかり」の表現が出来てきました!

 

曲に込められた、情景や、思いを感じながら、楽譜を読んで、弾く事の大切さは、幼いころから、積み重ねていく事で、養われていくのではないでしょうか!

 

 

例えば、Pという記号の、「弱く」とう意味の中には、

 

さびしい・悲しい・ひそひそ声・優しい・遠くの方の感じ・夕方や夜の感じ・・・・などいろいろな想像を膨らますことが、出来ます。

 

 

さまざまな曲のイメージを感じ取りながら、ピアノが弾けたら素敵なリトルピアニストになることでしょう!

 

そのような音を、出すには、やはり、いろいろな技術を練習しなくてはなりません。

それと同時に、曲に込められものを、感じ取り、それを自分の心で表現出来ることは、とても大切なことですね。

 

成長していく中で、いろいろな体験や経験をしながら、情緒溢れる心を育んでいってください!

 

きっとそれは、表現豊かになピアノを弾く原動力にも、なることでしょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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