2021.02.21
お子様の 補助ペダルと椅子の選び方
ピアノの椅子の高低や、補助ペダルは、お子様の練習に、とても大切なものです。
特に、床に足がついていない、ぶらぶらした状態で、練習するのは、
体の重心が取れずに、演奏にも力が入らない状態になってしまいます。
身長に合わせた、適切な、椅子の高さや、補助台で弾きやすい環境を、作ってあげましょう!
○椅子について
椅子は、背もたれがあるものと、ないものがありますが、
背もたれ式は、即座にレバーで高低が調節出来て、楽です。
発表会や、コンクールでは、大抵こちらが主流です。
自分で調節が出来るように、普段から、慣れておくことが出来ます。
背もたれが無いスツール式の椅子は、横のねじを回して高さ調節をしますので、時間がかかり、力も結構いりますが、
クッションがきいているので、長時間座って弾いても、疲れにくいという利点もあります。
電子ピアノの付属椅子では、高さ調節が出来ないものも、あります。
どれにしても、お子さんの成長に合わせて、調節が出来る椅子が、良いですね。
〇補助ペダルについて
※身長が110cm~130cmのお子様には、
補助台にペダルが直接付いている補助ペダルを、使用します。
高さ調節は、ねじを回して行います。
まだ体の小さいお子様は、ペダルを踏むと同時に
体まで前に倒れてしまって演奏することが、
よくありますが、
腰と左足の力の入れ方の練習によって、改善することができます。
※身長が130cm近くになる頃からは、
台とペダルが分離された、アシストペダルに変えましょう。
アシストペダルは、
ピアノペダルに直接取り付けるペダルのため、一番、本物のペダルに近い感覚で踏むことが出来ます。
踏み加減も、大変、柔らかく、繊細なペダル調整が出来るため、
曲に合わせた音作りが可能で、良い演奏効果が、得られるものです。
コンクールでは、自分のアシストペダルを、持参して、取り付けるのが、ほとんどです。
ピアノは、大人も幼児も、同じ楽器を使い、
弦楽器のように、体の成長に合わせて、買い換えなくてはならないという事は、ありません。
それだけに、幼児から低学年のお子様には、負担も大きく、
適切な補助具を使用して、体に無理なく、
楽しく練習が出来る環境を整えていただくことが、上達にも、つながります。
当教室では、適宜、アドバイスは、お子様に応じて、行っていますので、おわかりにならないことなど、いつでもご相談ください。