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全日本学生音楽コンクールを聴いて

11月28日から12月4日まで、みなとみらい小ホールで行われている

第73回全日本学生音楽コンクール全国大会の

ピアノ部門・高校生の部の横浜市民賞選定員として、

縁あって参加してきました。

 

市民賞とは、翌年以降に、横浜の各地域で

演奏活動の機会を受けることが出来るという、

若い有望な演奏家を応援する目的で、選定される賞です。

 

これからの、若い学生の人生をも左右する責任ある賞でもあるので、

聴いていても、緊張感がこちらの客席にも漂います。

 

学生のコンクールでは、日本最高峰の頂点であるだけに、

高校生とはいえ、大変レベルが高く、

1音1音に魂が込められた、鍛え抜かれた見事な演奏を、

13名の参加者から、聴かせていただきました。

 

学生がピアノという1つのことに打ち込み、

自身のすべてをかけて演奏している意気込や気迫が、

こちらにも、どんどん伝わって来る時間でした。

 

1位から3位までの受賞者のほかに、横浜市民賞に選ばれたのは、

 

ドビュッシー:12の練習曲から第11番「組み合わされたアルペッジョのための」と、

リスト:巡礼の年報 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」から「タランテラ」

の2曲を演奏した、

京都市の高2、袖岡英都さんに決まりました。

 

ドビュッシーの繊細なテクニックのタッチは美しく

又、リストは、躍動するリズム感が、若さと勢いを感じた演奏で、

これからも叉、この横浜で、さらに磨かれた演奏を、聴かせていただきたいと思います。

 

 

コンクールという一発で、結果が出てしまうものを目指していくのは、

本当に、本人のどれだけの努力が、あってこそのことですが、

学生の場合は、本人、指導者、保護者の三位一体の関わりが、

上手くいっていることも、必然なことでしょう。

 

指導者は、色々な方面から、常に考えて観察して導き、

それが、上手く生徒にも伝わって、自分のピアノの追求をして努力していく過程が、

結果よりも大事なことだとも思います。

 

それを、日頃から、励まし支えて頂く

保護者の方の役割も、並大抵では成り立たないのではないでしょうか。

 

今はコンクールも数多くありますが、

改めてその選択や導き方について考えさせられた、機会だったとも思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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