2018.11.04
ギロックで育つ表現力とテクニック
今年もあっと言う間に11月、クリスマス会の準備の季節です。
日が暮れるのが早いので、４時台の生徒さんでさえ、
帰る頃は暗くなり、帰り道が心配なこの頃です。
アメリカの作曲家ギロックの作品は、今や発表会では、
多くのお子さんが弾きますが、皆、楽しそうに取り組み、
演奏しています。
子供の心をわしづかみにする、ギロック作品を使って、
導入の時期からの、指づくり、音づくり、耳づくりを大切に、
表現力やテクニックをぐんぐん育てるというテーマの
今野万実先生のセミナーを受講しました。
今年受講した数あるセミナーの中でも、
印象的な、パワーのある先生のお話でした。
導入の時期の指づくりでは、
オリジナルなグッズを使って
関節の安定や正しいフォームを作り、
徹底的に響きの良い音が出せるようになど、
工夫いっぱい、盛りだくさんのエネルギッシュなお話に、
あっという間に時間が過ぎていきました。
実際に導入時期の生徒さんの固かった演奏が、
先生のご指導で横へつないでいくレガートに、
変化していくビデオでは、
徹底的に音にこだわりを持ち、
それを、わかりやすく本気で伝えることの大切さを、
学んできました。
曲のキャラクターがはっきりイメージ出来るものが
ギロック作品には多く、ピアノを弾くための、
音、響き、表現など、導入時期から
わかりやすく楽しく学んでいくことが出来るのは、魅力です。
発表会、コンクールで使うだけのギロックでは、
もったいないのは、確かでしょう。
生徒さんの心からの表現や、
音づくりが出来るよう、学んだことを、
還元していきたいと、さらに思います。
