2018.06.28
コンクール全国大会を終えて
先日、浜離宮朝日ホールにて行われたグレンツェンピアノコンクール全国大会に
小1、2年コースの生徒さんが出場しました。
三賞には届きませんでしたが、初めてのコンクール参加で、
ここまで来られたことは、本当に努力の賜物です。
当日は、緊張のなかにも、落ち着いた演奏が出来ました。
最後はやり切ったという、気持ちがこちらにも伝わって来るようにも感じられました。
今までを振り返ってみると、昨年夏の予選から、横浜本選、関東地区大会、
そして全国大会へと1年がかりの長期にわたる期間でしたが、
各々の、違う課題曲に取り組んで進めていくにつれて、
曲を深く読み取ること、リズムを感じること、音色、腕や体の使い方など、
ピアノ演奏のさまざまな基礎を学んでいくことが出来たと思います。
短い曲ではありますが、一つの音の出し方まで工夫して、
何度も納得するまで掘り下げて、完成させ努力する経験は、
これからも、音楽の美しさや、音色の響きなど、自分の音に注意深く耳を傾けながら、
ピアノに、向き合っていけるのではないでしょうか。
成長していくうちには、苦手な部分を、なくしていくことも課題になるでしょう。
生徒さん達には、先を急ぐばかりでなく、
追及し努力して得られる、美しい音楽を紡ぐ喜びや楽しさを、
大切にしながらも、ピアノに親しんでもらえたらと思っています。
指導者としても、今年は、第10回指導者賞を頂き、身の引き締まる思いです。
ピアノ指導者として、様々なことにアンテナを張り、吸収し、
より良い指導に役立て、還元していきたいと思います。