2017.03.30
グレンツェン関東地区大会
春休みの数日間、浜離宮朝日ホールにて、
グレンツェンコンクール関東地区大会が行われましたが、
幼児コースと小1・2コースに参加した人2人の生徒さん達は、
予選、本選そして今回の地区大会と3回の大舞台へと向かうことで、
今まで以上に目標や計画を持って念入りに練習を、積み重ねる経験と、
本番に向かう精神的な強さが、徐々に身についていったのでは、と思います。
出番前は、緊張していましたが、とても落ち着いた、上達を感じる演奏でした。
また、3回と進んでいくなかで1度は、2人とも、上位3賞の、
大きなトロフィーを頂くことが出来たのは、
努力が実り、ピアノを続けていく、大きな励みになったのではないでしょうか。
また、保護者の方々の温かいご協力や応援も、あってこそと毎回思います。
コンクール参加は、入賞という結果を追い求めることや、
競い合うことだけを、目的にするのは、おすすめしません。
本番までの過程を大切に、丁寧にピアノに向かうことで得られるものを重要視しています。
例えば、
練習の習慣をつけること、
目標をつくり計画性を持つこと、
リズムや拍子感などの基礎力を強化すること、
自分の音色に注意深くなり、音の出し方に気をつけること、
反復練習を、工夫して行うこと、
幼い年齢でも、曲の構成を理解して、自分の表現をつくりだすこと、
など、普段よりも、完成度を高める努力をすることで、
結果的には、飛躍的に演奏力が上がっていくのです。
また、落ち着いたステージマナーが身についたり、
審査の先生方に、客観的に講評を、もらえることも大変役に立つことでしょう。
結果にとらわれずに、成長の過程を楽しんでいけるように、
コンクールを活用していけたら、と思っています。
参加を希望する、生徒さんたちも歓迎致します。
これからも、ますます指導法研究や、自己研鑽を積んでいこうと思います。