2017.02.26
連弾の楽しみ
2月もあとわずか、春の訪れも、もうすぐですが、肌寒い日が続いています。
今年の冬は、例年にも増してインフルエンザでお休みの生徒さんが多かったようです。
春休みまであとひと月ですが、まだまだ油断はできません。
ところで、連弾と聞くと、導入や初歩のレッスンで、
先生と一緒に合わせて弾くというイメージがありますが、もちろんそれだけではありません。
演奏会では、シューベルト、ブラームス、ドボルザーク、フォーレ、ドビュッシーなど、
クラシック音楽として演奏される曲が数多くあります。
聴く側としては、2人の演奏家の息の合った瞬間の爽快感を、味わうことが出来るのも連弾の楽しみです。
また、演奏する側としても、メロデイ―とハーモニーのバランスを考えながら、
お互いの呼吸の合った演奏が、決まったときの爽快感を味わうことが出来るのも、連弾の醍醐味です。
ピアノは、ソロで演奏する楽器で、管弦楽器のように、
アンサンブルでの、他者との関わり合いのない場合が多いものです。
そんな意味でも、ピアノ連弾は、相手の音を聞きながら、
メロデイ―とベース、ハーモニーを2人で作り上げていく大変良い経験になると思います。
相手に合わせながら、自分をも臨機応変に出していくという練習で、
協調性や、社会性も身についていきます。
生徒さん同士で、親子で、友達同士で、気軽に、楽しめる色々なジャンルの楽譜集も今は多く出ています。
面白いものでは、大勢で、ピアノのまわりをぐるぐる回りながら、
パートを交代していくパーティー形式の連弾や、
3人での6手連弾、4人での8手連弾など、見ているだけでも楽しいものものも多くあります。
当教室でも、皆でぐるぐる回る連弾は、クリスマス会などで行い、年齢を超えて楽しみました。
現在、連弾のレッスンも積極的に取り入れています。
前後の生徒さん同士や、ご兄弟同士では、機会がありますが、
そうでない場合の生徒さんも、なるべく私以外とでも、連弾が出来る機会を作っていきたいと思います。
ピアノで音楽をする楽しみの幅を広げていけると良いですね。