2015.03.07
春、新しい生活へ
3月になりました。
桃の節句も過ぎ、暖かい春の日差しかと思えば
風が冷たく、冬に戻ったかのような寒い日もある変動の激しいこの頃です。
春はまた、入園入学など、新しい生活の始まりの季節でもあります。
教室では、4月から小学新1年生になる生徒さんは、今年は6人です。
高校、大学進学も一緒に合わせれば8人です。
新しい友達、新しい先生、新しい環境、新しい勉強、何もかも初めての生活に、
ワクワクする期待と同時に不安もいっぱいな今でしょう。
毎年いつも思うのですが、
そんな、新しい生活や環境に向かって成長していく生徒さんの姿を、
変わることなく長い間、向かい合って見ることが出来るのは、とても嬉しく楽しみなことです。
ピアノの上達ばかりではなく、心や体の成長を、いつも身近に感じられるのは、
個人レッスンだからこそという気がします。
年少さんの頃は、まだ小さかった手で弱くたどたどしかったピアノの音が、
小学生になる頃には、
しっかりしたタッチになり、曲らしいものも、弾けてくるようになってきます。
ここに来るまでは、本人の頑張りだけではなく、親御さんの色々なご協力もあってこそなのです。
そして、この時期頃から、本人自身がピアノや音楽を好きで、
生活のなかに、溶け込ませることが徐々にできてくる頃になってくるのでしょう。
今までたくさんの生徒さんの成長を見てきましたが、
楽しいことばかりではないピアノの練習を、学校の勉強とは違うところに
楽しみや心の癒し、達成感、自信などを感じることで、意欲的に伸びていくようです。
そんな、小さな積み重ねの中で、ピアノを通じて、成長を見て感じられることも
嬉しいことです。
もうすぐ、新生活の始まりです。
色々な経験をしながら、ますます成長していってください。