2013.09.23
高橋希代子さんピアノサロンコンサートにて
台風20号がまた今週の半ばにとの予報で心配されます。
気温の変化が激しく体調には気をつけたいこの頃です。
そんななか、この夏の残暑の疲れを癒してもらえるようにと、企画された横須賀市出身のピアニスト高橋希代子さんのコンサートに行ってきました。
少人数の音楽ルームでのサロンコンサートでショパンとドビュッシーの作品を中心に響きと音色の美しい、リラックスして楽しめるコンサートでした。
長かった残暑の疲れが、高橋さんの情感豊かな旋律と透明な音色のピアノで、客席の方々も心地良く癒されているかのような、そんなひと時でした。
この日はおなじみのショパン作曲のワルツ「子犬」、練習曲「エオリアンハープ」、「別れの曲」、など6曲とドビュッシー作曲「アラベスク第1番」、「夢」、「亜麻色の髪の乙女」、「月の光」、「版画全3曲」などが演奏されました。
そのほかに印象的だったのは、初めて聞いた北欧フィンランドの作曲家ハンニカイネンという作曲家の 秋の想い~「ピアノのための5つの小品」より は北欧らしい重厚感があり、ひんやりとした冬に向かう秋の憂愁を表現しているとのことで、とても好きな1曲になりました。高橋さんの集中された情感が、寒々とした北欧をイメージした気持ちにさせてもらえました。楽譜をぜひ探してみたいものです。
曲にまつわるお話や解説も間にあり、大ホールにはないサロンにふさわしい味わい深いコンサートが堪能できました。
この会場は来年早々に企画しているピアノ教室のおさらい会にと候補を考えている場所なのですが、倍率の高い所なので、どうなることでしょうか・・・。
そろそろ生徒さん達の選曲を・・・・
思いをめぐらせながら会場を後にしました。