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物語作りでイメージ

標題の付いているピアノ曲はイメージが湧いて、想像しながら練習することが出来ます。

そういう意味でもお子さんには普段からなるべくたくさんのイメージが感じ取れる曲を数多く選び練習してもらいます。

元気な、明るい、優しい、華やかな、情熱的な、切ない、悲しい、暖かい、寒い、オシャレな・・・

音やハーモニーには本当にたくさんの心象や、感情、風景などをイメージしながら、表現出来る楽しさがあります。

小2のAちゃんは今、ギロックの「おもちゃのダンス」という曲を練習しています。

アメリカの音楽教育家ギロック(1917~1993)の作品は曲想が豊かで、イメージの湧きやすい自由な発想のタイプの曲が多いのが人気の理由です。、どのピアノの発表会でもよく登場しています。

「おもちゃのダンス」は強弱記号や曲想からコミカルでかわいらしいダンスの様子が目に浮かぶような楽しい曲です。

Aちゃんには、両手で弾けるようになった頃、楽譜から連想するお話を創ってきてもらいました。

   始まりはおもちゃ箱から小さなぬいぐるみやフランス人形たちが躍り出ててきて

   ダンスをしながら、遊び始めます。

   次々に今度は、大きなロボットやお人形達も集まってきて盛り上がってきます。

   そこで、ちょっと疲れたのでひと休み。みんなで、お話をしたりのティータイムです。

   さあ、また、ダンスの再開。大勢で大盛り上がりです。

   だんだん夕暮れも近づいてきました。

   ここでまた、ちょっと休憩、お菓子を食べたり・・・

   また、踊りながらも少しづつ、帰っていくおもちゃ達・・・

   日も暮れておもちゃ達も箱に戻っていき、またもとの静かなお部屋になりました。

 

ファンタジー溢れるこんな可愛らしい物語を創ってきてくれました。

どんな音にするのかを想像してどう弾きたいかを考えることが出来るようになることが目的です。

同じPでも、ただ強弱としての小さく弾くということではなく お話のなかでこんな場面だからこんな静かな音で表現するんだというような、イメージがAちゃんは理解して弾けるようになりました。

「小さく弾きなさい」と言われたからとか書いてあるからではなく、幼い頃から自分が「どんなふうに弾きたい」からと自分で感じ、考える楽しさを知ってもらえることはとても大切です。

また、自由に気持ちを出してしまうだけではなく、音楽が表現することの意味を感じ取る、「なぜ、そう弾くのか」を感じ取れる力はこのようなお話作りからも、楽しみながら身に付いていかれると思います。

 

 

 

 

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