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ピアノ演奏に幼少期から大切な2つのこと その2

あっという間に今年も6月、暑い夏も、もうすぐです。

レッスン室もエアコンを使用する日が増えています。

4,5月は体験レッスンのお問合せが多く現在、ほぼ空きが無い状況です。

遅い時間帯によっては空きのある曜日もございますが、ご希望をお問合せ頂ければ幸いです。

ところで前回に引き続き2つの目の幼少期の大切な「感」は

②音を聞き分けることができる「音感」

こちらでの音感は、訓練によって身に着ける、サイレンの音など、

日常生活に聞こえてくる音がドレミに瞬時に聞こえる、

「絶対音感」のことではありません。

そのような特別な能力のことではなく、

練習していて、

例えば、音を外した時のミスタッチした音に、気が付く耳を持っているかということです。

ピアノが上達していく事の一つに、

小さい頃から、自分の音の間違いに瞬時に気付くことが出来るか、が大切なのです。

大人の方でも、リズムは合っているのですが、練習の段階で、

左手の伴奏のハーモニーと全くかみ合わない、

間違った音に、気が付かずに弾き続けてしまう場合があります。

このようなことは、

音色の違いや強弱をつけて、曲を完成させるどころではない、困った問題です。

幼少期の習いたてのお子さんは、まず

鍵盤のドレミの位置と自分の弾いた聴こえてくる音が一致しなければいけません。

簡単なようですが、なかなか覚えられない場合もあります。

レッスンで、短時間でも「音を耳でとらえる練習」が、必要です。

ピアノの音をよく聞きながら、

音に合わせて簡単な譜をドレミで歌う練習を行います。

ソルフェージュというレッスンですが、歌うことが、音感を養う近道です。

書いてある先の音を想像しながら、

ピアノの音と声を合わせていく習慣を付けていきます。

ご家庭での、初歩の練習では、

宿題の曲も、メロディーをドレミで歌いながら弾く練習をしてもらいます。

これは楽しく感じるお子さんがほとんどです。

又、教室では、講師が弾いた簡単な2~5音を聴いて、

すぐにその通りに歌う聞き取り(聴音)も行います。

ドレミの音は正しく答えられるのに、歌う音程がままならない場合もありますが、

根気よく、継続することが大切だと、痛感しています。

弾いた音と楽譜の音が一致しないことを、気持ち悪く感じて、

すぐに感じ取れれば、ある程度音感が付いていることになるでしょう。

音感の基礎を付けることが、

ピアノを美しくうたうように弾ける初めの一歩です。

演奏することに大切なのは、その他にも、

楽譜を読む力、音色の違いや、強弱、指の運動など必要なことがたくさんありますが、

今回は基本の、リズム感と音感 について考えてみました。

練習のご参考になれば幸いです。

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  • 主宰 石田 優子

  • 講師 村田 紗織

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