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ピアノ演奏に幼少期から大切な2つのこと その1

新学期が始まり、最近の教室の様子は、新1年生の生徒さん達が、

環境の変化に少し疲れ気味の様子です。

新中学生は新たに部活も始まりますが、

例年、やはり、好きな音楽とかかわれる吹奏楽部に入る生徒さんが多いようです。

みんなで、心を一つにして演奏する音楽は楽しいですね。

ところで、音楽を演奏するうえで、大切な2つの「感」があります。

 ①リズムを感じる事が出来る「リズム感」

ピアノを演奏していて、だいぶ仕上がってきたのにも関わらず、

テンポ(速さ)が、定まらずに早くなったり遅くなったりすることに、気がつけないと良い演奏にはなりません。

もちろん、規則的に一定のテンポで演奏するということではなく、曲の性格によって

徐々に速めたり、段々遅くしたり自在に変化させることが多いに必要ですが、

それは楽譜を理解してそのような演奏として、練習して身に付ける技術です

クラシック音楽もリズムのノリというものがあって、センスの良い演奏につながります。

そうではなく、無意味に揺れてしまうテンポに「気づけないこと」が、良くないことなのです。

当教室での幼少期のレッスンでは、講師との連弾のレッスンを行っていますが、

相手と合わせながら演奏出来る力をつけて、まず正しいリズムを感じてもらいます。

連弾は、講師との伴奏で厚みが加わり、音が豊かになりますので、

小さい生徒さんは、満足感が得られて楽しく弾くことが出来ます。

ご家庭の一人での練習では、間違っていたリズムを

講師と一緒に演奏することで、自分でリズムの間違いに気づくのです。

又、リズム練習を欠かさず、数分ですが毎週必ず行います。

4小節程度の簡単なリズムだけの楽譜を初めて見て、毎回テンポを自分で取りながら、

カスタネットや、手でリズム打ちをします。

拍子記号や、音符の種類を瞬時に読んで、リズムや速さを正しく感じる力を付けていきます。

この数分のレッスンは、高学年まで続けています。

このような積み重ねが、徐々に正しいリズム感をつけていく事になりますが、

そのうえで、演奏のセンスの良いリズム感を身につけるのには、練習だけでなく、

いろいろな音楽を、小さい頃からたくさん聴くことが効果的です。

今は、いろいろな音源で、多彩なジャンルの音楽を聴く事が出来ますが、

ピアノを学んでいる生徒さん達には、やはりクラシック音楽を主に選んで聴くとよいですね。

ピアノ曲だけでなく、オーケストラやオペラ、バレエ音楽などたくさんの楽器での演奏は、

音楽のよい耳を養い、自然にリズム感が身体に入ってきます。

演奏にも、次第に磨きがかかることでしょう。

次の機会に、二つめの大切なことを、お話したいと思います。

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  • 主宰 石田 優子

  • 講師 村田 紗織

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